BLOG ブログ

やわらかい食べ物が中心の食生活で、噛む力が低下? 高齢者の方に見られる「口腔機能低下症」 インプラントでの対策


突然ですが、皆様は「口腔機能低下症(こうくうきのうていかしょう)」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?


口腔機能低下症とは、食べ物を噛む、唾液を分泌する、などの「お口周りの機能が衰えてしまった状態」です。


年齢別では、60歳以上の高齢者の方は約60%強が口腔機能低下症だった、というデータがあります(※)。また、40代・50代の中年世代の方も歯周病の進行などによって歯を失い、口腔機能低下症になるおそれも。


(※)日本老年歯科医学会 太田 緑.他
地域歯科診療所における口腔機能低下症の割合
(2018)より引用。


今回は、「やわらかい食べ物が中心の食生活で、噛む力が低下?」のお話です。


■中高年で歯を失った状態を放置している方は、やわらかい食べ物が中心の食生活になりがち


◎歯周病の進行などによって歯を失うと、あまり噛まずに済む糖質(炭水化物)中心の食生活になりやすいです

中高年の方が歯を失う大きな原因、歯周病。歯周病のほか、中高年の方は過去のむし歯治療などで神経を抜いた歯の歯根破折が起きやすい年齢でもあります。


歯周病や歯根破折などで多くの歯を失い、治療を受けずに、歯を失ったままにしている方は、あまり噛まずに済む以下のような糖質(炭水化物)中心の食生活になりやすいです。


[多くの歯を失い、治療を受けずに放置している方に見られる食生活の例]


カレー・シチュー・おじや、やわらかい麺類、ジュース・お酒、プリン・ゼリー、おまんじゅう・ケーキなどのあまり噛まずに済む、糖質(炭水化物)中心の食生活


◎糖質(炭水化物)中心の食生活は肥満や糖尿病・高血圧になりやすいため、注意が必要

多くの歯を失い、しっかり食べ物を噛めない状態は、上記のような糖質(炭水化物)中心の食生活に偏りやすくなります。


糖質(炭水化物)中心の食生活は、やわらかい食感であまり噛まずに済むことから、ついつい、カロリー過多になりがち。糖質(炭水化物)を摂りすぎてしまうと、肥満や糖尿病・高血圧になりやすいため、注意が必要です。


◎あまり噛まずに済む食生活が原因で、口腔機能低下症がひき起こされるケースが少なくありません

あまり噛まずに済む食生活を続けていると、噛む力をはじめとするお口の機能(噛む、唾液を分泌するなど)が低下。お口の機能の衰えにより、口腔機能低下症がひき起こされやすくなります。


あまり噛まずに済む食生活が原因で噛む刺激が不足し、顎の骨(歯が植わっている歯槽骨)が溶け、噛み合わせが乱れるケースも少なくありません。


噛み合わせが乱れるとさらに噛みにくくなり、やわらかい食べ物(糖質(炭水化物))が中心の食生活から抜け出せなくなる…という悪循環に陥ってしまうことも。


◎口腔機能低下症によって栄養が偏ると、全身の筋肉・骨が衰え、フレイル・サルコペニアをひき起こしやすくなります

  • フレイル

    加齢などが原因で、全身の活力(人の手を借りず、ご自身の力で生きていくこと)が衰えた状態。


  • サルコペニア

    加齢などが原因で、全身の筋肉量(筋力)が低下し、歩行や日常生活の動作(立つ・しゃがむなど)が困難になっている状態。


歯周病の進行などが原因で歯を失い、治療を受けずに放置している高齢者の方は、口腔機能低下症によって栄養が偏りがち(糖質(炭水化物)中心の食生活になりがち)です。


糖質中心の食生活で栄養が偏り、たんぱく質・カルシウム・ミネラル・ビタミンなどの栄養が不足すると、全身の筋肉・骨が衰えやすくなります。全身の筋肉・骨が衰え、フレイル・サルコペニアの状態になり、介護が必要になるケースも少なくありません。


■歯を失った場合は、インプラントで「しっかり噛む機能」と「歯の見た目」の回復にアプローチできます


◎顎の骨に人工歯根を埋め入れるため、インプラントは安定性が高いです

歯周病の進行、歯根破折、むし歯などで歯を失った場合は、インプラントが治療の選択肢のひとつとして挙げられます。


インプラントが優れている点は、「安定性の高さ」。インプラントは顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め入れます。顎の骨に埋め入れた人工歯根が堅固な土台になるため、インプラントは安定性が高いです。


インプラントの治療後は、安定性が高い人工歯で焼肉やお刺身などの弾力のある物、ナッツなどの硬い物をしっかり噛んで食事を楽しめるようになります。


◎インプラントは残っている歯を傷つけません(インプラントにすることで、残っている歯の寿命の延伸につながる)

安定性の高さに加え、インプラントのもう1つの大きなメリットは「残っている歯を傷つけない」点です。


インプラントは失った歯の箇所にのみ、人工歯根を埋め入れます。インプラントは残っているほかの歯に負担をかけることがありません。そのため、残っている歯の寿命の延伸につながります。


[ブリッジや入れ歯は残っている歯の寿命を縮めてしまうこともある]


歯を失った場合、保険のブリッジや入れ歯などで歯を補う方は少なくありません。しかし、ブリッジや入れ歯は「隣の歯で人工歯や入れ歯を支える」という構造のため、残っている歯に負担がかかり、寿命に影響することもあります。こうした特徴を理解しておくことが大切です。


【インプラントで「しっかり噛む機能」と「歯の見た目」を取り戻し、食事を楽しみましょう】


食は生活の基本です。食べる物・飲む物が身体を作り、全身の筋肉・骨を丈夫に保ってくれます。全身の筋肉・骨を丈夫に保つには、弾力のある肉、繊維質の魚・野菜やナッツ類など、様々な食材をしっかり噛み、バランス良く栄養を摂取することが大切です。


歯周病の進行などで歯を失った方は、安定性が高いインプラントで「しっかり噛む機能」と「歯の見た目」の回復にアプローチできます。


インプラントで「しっかり噛む機能」と「歯の見た目」を取り戻し、食事を楽しみましょう。


– インプラントの無料相談を受付中です –


名古屋市緑区のあくね歯科クリニックでは、高品質なストローマンインプラントを用いたインプラント治療を行っています。


当院は3,000本以上(2014年~現在)のインプラントの治療実績があります。骨造成が必要な難症例にも対応可能です。


インプラントの費用・治療内容など、インプラントに関するご質問がある方は、お気軽にご相談ください。相談費は無料です。メールでのお問い合わせも受け付けております(※)。


カウンセリングでは、患者さまのお悩み・ご希望をお伺いします。お話をお伺いし、歯や顎の状態を確認した上で、それぞれの方に適した治療方法をご提案させていただきます。


(※)メール相談はインプラント治療をご検討されている方のみになります。

あくね歯科クリニック
歯科医師
⇒院長の経歴はこちら