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外れやすい・噛みにくい… 部分入れ歯のお悩み、ありませんか? 新たな選択肢は?


「部分入れ歯がずれる・外れる…」

「部分入れ歯で食べ物を噛みにくい…」


歯を失ったとき、「安いから」という理由で、保険の部分入れ歯で歯を補う方が少なくありません。


保険の部分入れ歯は比較的安価に歯を補える反面、外れやすい・噛みにくいなどのデメリットも。


■部分入れ歯のよくあるお悩み(部分入れ歯のデメリット)


①ずれやすい・外れやすい


保険の部分入れ歯はクラスプという金具を残っている歯にかけ、使用します。


金具のみで義歯を支える構造のため、保険の部分入れ歯はずれる・外れることが少なくありません。


②噛みにくい


部分入れ歯は、ずれ・外れが起きやすく、食べ物をしっかり噛みにくいことがあります。


天然の歯の噛む力を100とした場合、保険の部分入れ歯の噛む力の回復率は良くても30~40%程度といわれています。


③残っている歯を傷つけやすい


歯に金具をかける構造上、部分入れ歯は残っている歯を傷つけやすいです。金具をかけた部分の歯が削られてしまうことがあります。


歯が削られることに加え、部分入れ歯は、食べ物を噛む度に金具をかけた歯に力がかかってしまいます。ひき倒されるような力がかかり続け、歯根・歯ぐきがダメージを受けて金具をかけている歯がグラグラになることも。


部分入れ歯にしたことが原因で残っている歯が傷つき、歯を失い続けるケースも少なくありません。


④歯を失った箇所の顎の骨が溶けやすい


部分入れ歯には、人工歯根がありません。


歯根がないため、部分入れ歯は噛んだときの刺激が不足しがち。噛む刺激の不足により、部分入れ歯は歯を失った箇所の顎の骨が溶けやすいです(顎の骨の吸収が起きやすい)。


顎の骨が溶けると歯槽骨のラインがガタガタになり、全体の噛み合わせが乱れることも。


⑤3~5年程度で定期的に作り直す必要がある


保険の部分入れ歯はレジン(プラスチック樹脂)製のため、経年劣化しやすいです。一般的に、保険の部分入れ歯は3~5年程度で定期的に作り直すケースも多いです。


⑥金属アレルギーを起こす可能性がある


保険の部分入れ歯の金具は金属製のため、金属アレルギーを起こす可能性があります。


⑦補った箇所の歯が不自然に見えやすい


保険の部分入れ歯は、レジンというプラスチック樹脂でできています。


プラスチック製のため、保険の部分入れ歯は補った箇所の歯(義歯)が不自然な白さに見えてしまうことも。


義歯の不自然な白さのほか、保険の部分入れ歯は、クラスプの金属がギラギラ光って見えてしまうデメリットもあります。


⑧毎日、入れ歯を取り外して洗う必要がある


毎日の歯磨きに加え、入れ歯自体も、毎日取り外して洗う必要があります。毎日行う必要があるため、煩わしく思う方もいらっしゃるかもしれません。


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8つと長くなりましたが、上記が、部分入れ歯の主なお悩みです。部分入れ歯をお使いの方は、ご自身のお悩みに当てはまるものもあったのではないでしょうか?


次の項では、失った歯を補う、新しい選択肢としての「インプラント」のメリットをご紹介します。


■インプラントのメリット


①安定性が高く、しっかり噛める


インプラントは顎の骨に直接、人工歯根を埋め入れます。安定性が高く、しっかり食べ物を噛める点がメリットです。


天然の歯の噛む力を100とした場合、インプラントは80~90%程度、噛む力を回復できます(※)。


(※)平均の数値です。患者様や口腔内の状態

により、噛む力の回復率が異なります。


②ずれたり外れることがほぼない


インプラントは固定式のため、ずれたり外れることがほぼないです。ご自身の歯に近い感覚でお使いいただけます。


③残っている歯を傷つけない


インプラントは失った歯の箇所にのみ、人工歯根を埋め入れます。残っている歯を傷つけたり、負担かけることはありません。


残っている歯を傷つけないため、インプラントにすることで残っている天然歯の寿命の延伸にもつながります。


④顎の骨の吸収が起きにくい


人工歯根があるため、インプラントは噛んだときの刺激が顎の骨に伝わりやすいです。


人工歯根を通じて顎の骨に伝わる刺激により、インプラントは顎の骨の吸収が起きにくいメリットがあります。


⑤10~15年以上、長持ちさせることも可能


インプラントの平均耐用年数は10~15年以上です。

もちろん、すべてのインプラントが10~15年程度で使えなくなる訳ではありません。


  • 毎日のセルフケア

  • 歯科医院で受ける定期メンテナンス


の継続により、平均以上の年数、インプラントを長持ちさせることも十分可能です(※)。


(※)インプラントの耐用年数を保証するものではありません。

口腔内・治療の状況、ケア不足などにより、

平均以下の耐用年数になる場合があります。


⑥金属アレルギーを起こしにくい


インプラントに用いられている金属、チタン。


チタンは遷移金属であり、唾液への金属イオンの溶け出しが少ないです。金属イオンの溶け出しが少ないため、インプラントは金属アレルギーを起こしにくいメリットがあります(※)。


(※)金属アレルギーを起こさない訳ではありません。

インプラントのチタンが原因で

金属アレルギーを起こす可能性もあります。


⑦自然な白さの歯に近づけやすい


インプラントの人工歯の素材には、光を透しやすく透明度・審美性が高いセラミックもラインナップされています。


透明度が高いセラミックにより、インプラントは自然な白さの歯に近づけやすいです。


(※)歯の白さの再現性に劣るセラミックもあります。


⑧取り外して洗う必要がない


インプラントは固定式です。固定式のため、入れ歯のように取り外して洗う必要がありません。


インプラントの基本的なお手入れは、普段どおりの歯磨きでOKです。


インプラントとお口の健康を保つためには、毎日のセルフケア&歯科医院で受ける定期メンテナンスが重要になります。


【「今後の人生における人工歯の重要性」を考慮した上で、歯を補いましょう】


今回は、「部分入れ歯のよくあるお悩み」のご説明をさせていただきました。


保険の部分入れ歯は比較的安価な一方、デメリットも少なくありません。

歯を補う際は、「今後の人生における人工歯の重要性」を考慮した上で、補綴治療を検討することが大切です。


– インプラントの無料相談を行っています –


失った歯の補い方やインプラントに関するご質問がある方は、お気軽にご相談ください。相談費は無料です。メールでのお問い合わせも受け付けております(※)。


(※)メール相談はインプラント治療をご検討されている方のみになります。

あくね歯科クリニック
歯科医師
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