顎から音が鳴ったり、口を開けると顎が痛いこともある「顎関節症」。顎関節症でお悩みの方は少なくありません。
インプラント治療をご希望の方の中には、顎関節症を患っているケースもあります。
口を開けると痛んだり、口を開けづらいこともある顎関節症の方は、インプラント治療を受けられるのでしょうか?
目次
■顎関節症でも、インプラント治療を受けられる? 口を開けると痛いんだけど…
◎インプラント手術中は、口を大きく開けて治療を行います
顎関節症の方へのインプラント治療は、「手術中の顎関節の痛み」に注意が必要になります。
注意が必要な理由は、インプラント手術では、患者さまに口を大きく開けていただくためです。おおよその時間としては、インプラント1本につき15~30分(手術のみの所要時間)程度、口を開けていただきます。
上記の理由により、顎関節症の方で口を開けると痛む場合は、無理にインプラント手術を進めるのは避けた方が良いでしょう。インプラント手術中、口を開け続けたことが原因で顎関節の痛みが増したり、顎関節の関節円板がダメージを受けてしまうおそれも。
◎顎関節症の症状が比較的軽度で、口を開けても痛みが少ない場合はインプラント治療を受けられる可能性があります
手術中の痛みに注意が必要な顎関節症の方へのインプラント治療ですが、手術を行える可能性も。
顎関節症の症状が比較的軽度で、口を開けても痛みが少ない場合はインプラント治療(手術)を受けられる可能性があります。
■インプラント手術では麻酔をするなら、顎関節の痛みを感じずにインプラントを入れられるんじゃないの?
◎インプラント体の埋め入れ箇所周辺の局所麻酔のため、顎関節の痛みを軽減できる訳ではありません
顎関節の痛みに対し、「インプラント手術の麻酔で顎関節の痛みを軽減できるのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
上記のような気持ちもわかるのですが、インプラント手術で行うのは埋め入れ箇所周辺の局所麻酔です。埋め入れ箇所周辺の痛覚を麻痺させる局所的な麻酔のため、顎関節の痛みを軽減できる訳ではありません。
■インプラント治療の前に顎関節症の症状をやわらげておくことが重要です
◎顎関節の状態に応じた処置・治療を行うことで、痛みをはじめとする顎関節症の症状の軽減にアプローチできます
顎関節症で口を開けると顎関節が痛む場合、そのままの状態で何も処置をせず、インプラント手術を行うのは適切ではありません。
顎関節症の方は、インプラント治療の前に顎関節症の症状をやわらげておくことが重要になります。
顎関節の状態に応じ、歯科or口腔外科にて以下のような処置・治療を行うことで、痛みをはじめとする顎関節症の症状の軽減にアプローチできます。
[顎関節症の症状を軽減するための処置・治療方法]
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マウスピース(ナイトガード、スプリントなど)
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咬合調整
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歯科矯正
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ボトックス注射
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MFT(口腔筋機能療法:お口の筋トレ)
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クリニカルマッサージ
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精神科・心療内科での治療(ストレスが軽減できない場合など)
(※)歯科医院によって対応していない治療法もあります。
【顎関節症の方のインプラント治療はクリニック選びが大切】
くり返しになりますが、顎関節症の方に対して無理にインプラント手術を行うのは良くありません。インプラント治療の前に顎関節症に対する処置・治療を行い、顎関節症の症状をやわらげておくことが重要です。
顎関節症の方のインプラント治療では、顎関節症への処置・治療方法を提案してくれるクリニックを選ぶことが大切です。当院は顎関節症の患者さまに、歯の位置や形状も含めた総合的な診査と診断を行っております。
– インプラントの無料相談を行っています –
名古屋市緑区のあくね歯科クリニックでは、高い品質のストローマンインプラントを使ったインプラント治療を1本につき29万円(税別)(税込31万9千円)にてご提供しています。豊富な治療実績があり、骨造成が必要な症例にも対応可能です。
カウンセリングでは、患者さまのお悩み・ご希望をお伺いします。お話をお伺いし、歯や顎の状態を確認した上で、それぞれの方に適した治療方法をご提案させていただきます。
顎関節症と診断された経験がある方も、まずはお気軽にご相談ください。相談費は無料です。メールでのお問い合わせも受け付けております(※)。
(※)メール相談はインプラント治療をご検討されている方のみになります。