インプラント治療を成功させるには、手術前にしっかりと治療計画を立てることが重要です。あくね歯科クリニックではそれぞれの患者様に適した治療計画を立案し、安全性・正確性の高い治療を心がけています。
目次
■治療計画で決めること
インプラント治療では、以下の点を考慮しながら入念に治療計画を立てていきます。
・フィクスチャーの埋め入れ位置
・上部構造(人工歯)の高さ
・患者様の身体にかかる負担の大きさ
上記の点を考慮して精密な治療計画を立てることで美しく自然な仕上がり&インプラントの安定につながります。
■精密な治療計画を立てないと…
◎不十分な治療計画は手術中の事故や術後のトラブルの元になる
手術前に精密な治療計画を立てないと、以下のような手術中の事故や術後のトラブルが発生することがあります。
<手術中の事故>
入念なシミュレーションを行わない、精密な治療計画を立てない場合に起きるリスク
・フィクスチャーが血管や神経を傷つける
・フィクスチャーが顎の骨を突き抜ける
・フィクスチャーが顎の骨に固定されない
<術後のトラブル>
不適切な位置へのフィクスチャーの埋め入れにより起きるリスク
・術後に痛みや炎症が起きる
・歯ぐきから上にアバットメントが大きくはみ出す
・歯ぐきからはみだしたアバットメントから細菌が入り込み、インプラント周囲炎をひきおこす
・人工歯の位置が不自然になる(人工歯が高すぎるor低すぎる)
・人工歯が高すぎるor低すぎることが原因で噛み合わせが乱れる(外傷性咬合)
・噛み合わせの乱れが原因で対になる歯にひびが入る、歯が割れる(咬合性外傷)
・噛み合わせの乱れが原因でインプラント周囲炎または歯周病をひきおこす
■インプラントの治療計画の立て方
インプラントの治療計画の立て方は以下の3つがあります。
あくね歯科クリニックでは患者様の歯や顎の状態に応じ、以下のさまざまな要素を考慮しながら入念に治療計画を立案します。
①補綴主導型
最初に、上部構造(人工歯)の高さや形を決める方法です。実物模型やコンピューター上の3D模型で上部構造の位置を決め、上部構造の位置に合わせてフィクスチャーの埋め入れ位置や方向を決めていきます。
最初に人工歯の高さや形を決めるため仕上がりが美しくなる一方、かならずしもベストの位置にフィクスチャーを埋め入れられない場合があります。人工歯の位置を基準にした場合に顎の厚みや幅が足りないときには骨造成で顎の骨を増やすことがあります。
②外科主導型
患者様の顎の骨の厚みや幅などを考慮してフィクスチャーの埋め入れ位置を決める方法です。
適切な位置にフィクスチャーを埋め入れられる一方、仕上がりの美しさにおいてはかならずしもベストの位置に人工歯を取り付けられない場合があります。人工歯の位置の調節が必要なときは位置に合わせたパーツや人工歯を用いて対応します。
③患者主導型
患者様と歯科医師が話し合い、ベストな治療計画を立てていく方法です。
患者様のご希望と歯科医師の提案、どちらも治療計画に反映できるメリットがあります。
【自然で美しい仕上がり&しっかり噛めるインプラントを得るために】
あくね歯科クリニックでは、1人1人の患者様の顎の骨の状態やご希望に合わせ、「オーダーメイド」の治療計画をご提案させていただきます。
CTデータを基に、フィクスチャーの埋め入れ位置や上部構造の形を入念に考慮した上で治療計画を立て、手術に役立てます。
失った歯の治療法やインプラントのクリニック選びでお困りの方はお気軽にご相談ください。