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症例別 インプラントの治療期間


以前、ブログにてインプラントのおおまかな流れ・治療期間についてご説明をさせていただきました。


今回は、より詳細に、症例別にインプラントの治療期間をご紹介します。


■症例別 インプラントの治療期間


症例① 右下の前歯を1本、インプラントにした症例

主訴:


右下の側切歯に歯根破折が起きており、歯根を接着することが困難だったため、インプラント治療をご選択されました。


治療期間:


約3ヵ月


概評:


年齢が40代前半と若く、歯周病の進行も見られなかったため、歯ぐきと顎の骨の状態は良好。骨造成をせず、前歯のインプラント手術をスムーズに行えました。


症例② 左上の第1小臼歯、および、第2小臼歯を2本、インプラントにした症例

主訴:


左上の第1小臼歯の重度のむし歯の進行により歯を残せず、また、奥の第2小臼歯もグラつきが発生していたため、抜歯。インプラント治療をご選択されました。


治療期間:


約7ヵ月


概評:


歯周病の進行は見られなかったものの、患者さまがインプラント手術直後に弾力のあるお肉を噛んで食べてしまい、フィクスチャーと顎の骨の結合に支障が発生。手術をやり直したため、通常より2ヵ月程度、治療期間が長くなりました。


症例③ 歯周病治療を行い、骨造成後、上の前歯を6本、インプラントにした症例

主訴:


重度の歯周病で上の前歯すべて(中切歯、側切歯、犬歯)が残せない状態になり、抜歯。骨造成、および、インプラント治療をご選択されました。


治療期間:


約1年2ヵ月


概評:


歯周病治療(歯周外科治療)にて歯ぐきと顎の骨の病巣の除去を入念に行い、GBRによる骨造成を実施。


約6ヵ月後、上顎の骨が再生して治療可能な状態になったため骨切除で顎の骨のラインを整えた後にインプラント手術を行い(前歯のスプリットクレストを含む手術)、合計約1年2ヵ月で上の前歯に6本のインプラントを入れられました。


症例④ 歯周病治療を行い、骨造成後、上下の歯すべてをオールオン4(オールオン6)で補った症例


主訴:


重度の歯周病で上下の歯の多くが失われており、噛み合わせが崩壊した状態に。歯周病治療を受けた後、オールオン4(オールオン6)によるインプラント治療をご選択されました。


治療期間:


約1年6ヵ月


概評:


歯周病治療(歯周外科治療)にて歯ぐきと顎の骨の病巣の除去を入念に行い、GBR、サイナスリフトによる骨造成を実施。


約10ヵ月後、上下の顎の骨が再生して治療可能な状態になったため骨切除で顎の骨のラインを整えた後にオールオン4(上顎はオールオン6)を実施。手術当日に仮歯を入れ、治癒期間を経て合計約1年6ヵ月で上下の歯すべてに安定性が高い人工歯ブリッジを入れられました。


【インプラント治療に関するご質問・ご不安がある方はお気軽にご相談ください】


インプラント手術を安定して行うには、患者さまの歯ぐきと顎の骨を綺麗にしておくことが重要です(歯周病の病巣切除、および、歯周組織の形を整える)。


インプラントを取り囲む歯ぐきとフィクスチャーの土台となる顎の骨を綺麗な状態にするために、歯周病治療(歯周外科治療)が必要になるケースもあります。


歯周病治療に加え、顎の骨量が不足している方は顎の骨を増やす骨造成が必要になることが多いです。


歯周病治療や骨造成を行うケースでは、インプラント手術を含め、全体の治療期間が長くなります。


なお、今回お伝えした上記の治療期間は一例であり、すべての患者さまが同様の治療期間になる訳ではありません。患者さまによっては同じ症例でも治療期間が長くor短くなる可能性があります。


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当院は2,500症例以上のインプラントの治療実績があります。骨造成が必要な難症例にも対応可能です。


失った歯の治療方法やインプラントに関するご質問がある方はお気軽にご相談ください。相談費は無料です。メールでのお問い合わせも受け付けております。


カウンセリングでは患者さまのお悩み・ご希望をお伺いし、歯や顎の状態を確認した上でそれぞれの方に適した治療方法をご提案させていただきます。

あくね歯科クリニック
歯科医師
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